2010年6月25日金曜日

ツイッター参加者の急増続く(?)〜調査数字の読み方



この4月初めの既存調査では、昨年後半にツイッターを始めたひともかなりいて、今年始めた人の割合は約4割。(株式会社ネットマイル調べ 2010.4.2〜5)
6月に実施した私たちの予備調査では、が今年になって始めた人が7割近く占めている。正確には、登録時期が2010年1月から6月の人の割合、69.6%。(株式会社マーシュ調べ 2010.6.18〜20)
両者の割合を比較すると4月と6月の間に相当数の人がツイッターを始めたことになる。

4月までのリーチ(ネットユーザー全体における利用者率)もたしかに急増状態でだいたい直近3ヶ月間で倍増のペースだ。おそらくこのペースが落ちずに続いているのだろう。

ネットレイティングス株式会社提供:ニールセン・オンライン(Nielsen Online) インターネット利用動向調査「NetView2010 3 月データ

【インターネット調査の数字を読むときの注意】
一定のモニター・サンプリングを経て行われる消費者調査、そこにインターネット利用者という条件が加わる調査ではスコアが高く出る傾向。わたしたちはそれを先行指標的な数字と読むことが多い。
(経験的目安ではインターネット調査の数字は実情±10〜20%くらい)

様相を冷静に見るためにランダムサンプリングでなく、日本の性・年代区分人口比に応じた割り付けサンプリング(調査対象者数の配分)をすることは必要だろう。さらに統計的に見ようとすれば地域別人口割り付けをすることもある。

今後のツイッターのあり方に、長くやっている人と最近始めた人の違いが影響するならば、前者に対して有効に分析するためのサンプル数を確保しなければならないかも知れない